シークレット
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変な高揚感に包まれながら、家に帰宅する。
一人暮しの、そこそこ小さなアパートに住んでいる。
でも、近所の人ともちょっとした話をするくらい仲が良く、家のなかも、とくに不十分ではなく、満足していた。
そんなわたしの、
知られたくない秘密。
好きな人の告白を断ってまで知られたくない秘密…それは。
「ただいま。」
寝室の部屋を開けながら、待っていてくれた彼に声をかける。
その人物は…