tube
思いにふけっていると
あるショッピングモールについた
「買い物するんですか?」
「うん、良い?」
素直に返事をしようとした
しかし、
「あっ、ダメです」
「え?」
拒否されるなんて、想像もしてなかったみたいで
驚いた顔をしている
「あたし、またスクープされたら…」
雅樹の価値を下げてしまったあの事件
あれから反省した
誤解されるようなことはしないと
きっと、一緒に出掛けることすら危険だと思うけれど
揺らいで来てしまったのは弱い自分
「買い物はダメです」
電話では無理だったけど
これは、本気でダメだと思い強気に言う