聖石戦隊　キラレンジャー
レラジェが手をあげたところに、哲平のキラアームが飛んでくる。

「永遠の絆　キラレッド！」

「愛する世界のために　キラピンク！」

「悠月、みんなを安全なところに！　健介！」

怒りで震えてかたまっていた。

影はまだうごめいている。哲平に頷いてから、立ち上がる。

「元を返せ！
　聖石、チェンジオン！」

「なに･･･キラレンジャーが三人もここに!?」

レラジェは一歩後ずさりする。

「天翔ける光　キラブルー！　そこをどけー！」

キラアームを構えてそのまま突進した。

剣を薙ぎ払うと、レラジェは霞を残して消え、反対側に現れる。そこに哲平が飛びかかってきた。

レラジェの得物は弓らしい、距離を詰めてしまえばこちらが有利だ。

哲平が相手をしてくれている間に影を断つ。

やたらしつこい闇だ、何度も何度も斬りつける。

ようやく元の姿が認識できた。一気に闇を剥ぎ取った。
大丈夫、息はあるようだ。



< 29 / 153 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop