聖石戦隊 キラレンジャー
心臓が、とくんとくんいってる。

「ブラックナイトさん」

これはあたしの音? それとも・・・

「あなたは誰? 知りたい、かも」


突如、上側から光が溢れた。

その眩しさに目を瞑ると、そのあとブラックナイトに離されたのが分かった。

「悠月! 無事か!」

その裂け目から哲平が顔を覗かせた。

「あー、哲平くーん」

差し出された手に掴まる。
うしろに反対の手を伸ばすと、彼はもう自分で飛び立っていた。

「今回の分は借りにしといてやる」

そう言って颯爽と去っていく。

「ほんと素直じゃねえな、あいつ・・・」

「みんなありがとうねー。本当に死んじゃいそうな場所だったよー」

あの時春風は発見したのだ。

キラアームは武器と同時に、実は発信機になっていた。そして悠月の反応がすぐそこの空間を示していると。

今回は使わなかったが、連絡を取り合うこともできるらしい。

春風いわく、なんのための共通装備か少し考えれば一目瞭然です。





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