聖石戦隊 キラレンジャー
サキュバスの髪が宙に漂う。

「うふふ、本当に仲良しなのね」

それが広がり、伸びていき、哲平と蛍に襲いかかった。

瞬間、窓の外から風が刃となって髪を断つ。

「ブラックナイト!」

窓から飛び込んでくると、サキュバスに向かって銃を構えた。

「あら、あなたもとっても美味しそう・・・」

その背後、春風が思いっきりインキュバスに殴りかかる。彼は悠月と健介を突き放し、防御の体勢をとった。

「いまだ、真岡逃げろ!」

蛍の背中を押す。

「え、佐々木は? 一緒に行こう!」

「俺たちはいいんだ、早く!」

「真岡さんは離れたくないのよ」

耳元で囁かれた、気付けばサキュバスが隣に来ている。
ブラックナイトも動揺した。

「い、いつの間に!?」

「あんまり大人を舐めないでね、坊や」

サキュバスは哲平に手を伸ばす。

「佐々木!」

動けない哲平の目の前に、蛍が身を投げてきた。

「きゃあっ」

胸に爪を立てられると、突如彼女の体は輝いた。

この光は見覚えがある、そうだ・・・

「パワーストーン。あら偶然ね、真岡さん」


< 69 / 153 >

この作品をシェア

pagetop