黒縁メガネ男子に恋してる

でも。


「んー、いないか……」


残念ながら、もう帰ってしまったのか、見つけることはできなかった。


しかたない、あたしも帰ろ。


あきらめて、駐輪場へ向かうと。


「うわー、混んでるー」


入れたときは、まだ空いてるスペースがいくつかあったのに、今は満車状態。


2時間までは無料だから、駅ビルでちょっと買い物する時には便利なんだけど、


こう混雑すると、出し入れが大変なんだよねー、ここ。


あたしは、左右の自転車を押しのけるようにして、四苦八苦しながら自分の自転車を出した。


そのとき。

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