黒縁メガネ男子に恋してる

なーんだ。


命令の内容は、引っ越し荷物の整理か。


ん?


あたし、なにちょっとがっかりしてんだろ?


頭を振り、遼子さんに、改めて自己紹介する。


「仙道綾華です。
なんでもしますので、言いつけてください!」


「わー、ホント? 助かるー!
じゃ、始めよっか」


あたしは、立ち上がった遼子さんについて、2階に上がった。


すると、部屋にも廊下にも、段ボール箱がびっしり。


うわぁ、これ、今日中に終わるのかな……?

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