黒縁メガネ男子に恋してる
「ただ、ホントはね、私、綾華ちゃんが、あぁいうグループのリーダーになるんじゃないかと思ってたんだ……」
あぁ……。
たしかに、中学のときのあたしは、そうだった。
だけどあたしは、高校では“普通”を目指すことにしちゃったから……。
きっと、真喜子にしたら、当てがはずれたって感じだったんだろうな。
なんか、責任、感じちゃう。
「そっか……。
だったら、メイクだって、髪の巻き方だって、あたしが教えてあげるよ!」
励ますようにそう言うと、真喜子は悲しそうに微笑みながら首を振った。
「ううん、もう、いいの。
今度のことで、よくわかった。
今のままじゃあたし、どんなにメイクしたって、変わんないと思う。
デブのままじゃ、ダメなんだ……」