黒縁メガネ男子に恋してる
――ちぇっ。
雄太は、先生に聞こえないように、後ろを向いて舌打ちしてる。
うわっ。
ホンット、最低なヤツ!
結局、あたしたちは3人で残りを回るよう、先生に指示された。
「菜々美、大丈夫?」
「うん、心配かけてゴメンね」
菜々美は最後まで、あたしたちを気づかいながら、丘を下りて行った。
「さぁ、じゃあ、俺らも行こうか。
あと少しで動物園だ」
菜々美を見送ると、智哉はまた先に立って歩き出した。