黒縁メガネ男子に恋してる

そのあとを追いながら、あたしは智哉に聞いてみた。


「菜々美の足首、けっこうはれてたみたいだけど、骨折とかしてないかな?」


「あぁ、骨折してたら、さすがに笑顔を見せる元気はないと思うよ。
それに、バスケ部だって言ってただろ?
ねんざしたこともあるんじゃないかな。
菜々美本人がねんざだって言うんだから、たぶん、ねんざなんだと思うよ」


「そっか……」


あたしと智哉がそんな話をしていても、雄太はなにも言わない。


もう、雄太には、心底あきれた。


結局最後まで、ひと言も菜々美に謝らなかった雄太のことは、完全に無視することに決定!


でも、オリエンテーリングは、連体責任だからね。


雄太を置いていくわけにはいかない。

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