黒縁メガネ男子に恋してる
罰ゲーム決定じゃん!
「えー、マラソン、やだぁー!」
あたしが叫んでいると、智哉はまたケータイをいじりだした。
でも、今度は電話ではなく、メールを打ってるみたい。
「智哉、雄太にメールしてんの?」
「あぁ。『失格になるのだけはヤダ』って綾華が泣いてるから、ポイントを回ってなくてもいいから、12時15分には校門に来てくれって書いた」
「ちょっと、あたしが泣いてるって……、そんなこと書かないでよー!」
「もう送信した」
「智哉ー!」
あたしがにらんでも、智哉は平気な顏。
もうっ!