抱きしめたら充電完了!
大切な人ができてからの方が……


「加奈子ちゃん、好きな人いる?」


「いや……」


大切な人はきっと好きな人って事だ
だけど今加奈子ちゃんにはいない


「好きな人っていうか自分が頼りたい人でもいいんだと想う」


輝彦は申し訳なさそうに俺等をみて言った


「頼りたい人だって」


「今は俊輔かな……」


不意に来た言葉に俺は目を見開く


「やるな俊輔」


「うるせー輝彦」


赤くなった顔が見られないように加奈子ちゃんに背を向けてベッドに座る


ふぅ……


「おれ、仕事だから戻るわ、紅林あとよろしく」

相川は保健室を後にした。恋の始まりなんてめったに見れない良いものをみたと思いながら
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