泣き恋心


学園祭から1週間が経った。
普通に叶矢と帰ったりして幸せな1週間だった。ちえりにもよりを戻したと話した。

そんなある日。
事件は起こった。

「楼栗ー!」

ちえりが泣きながら走ってきた。
どうしたんだろ…。
ちえりが泣くなんて…よっぽどだ。

「どうした!?」
「う…ひっく優がぁ~~~」

それからちえりから詳しく話を聞いた。
どうやら、ちえりがクラスの男子と話してたら優がその男子に殴り掛かったらしい。
そして未だにその殴り掛かった理由がわかっていないらしい。

「大丈夫だよ!まず理由聞いてみたらいいじゃない?」
「そうだね。聞いてみるよ!」

私たちは私が相談することはあってもされることはない。
だから言ってくれてうれしかった。
優とちえり…仲直りできるといいな…。
この時私とちえりは優がとんでもないことになるなんて思っても考えてもなかった。
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