LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
19時を過ぎた頃、海斗さんが帰宅した。
事前に約束した通りに連絡が来た為、晩ご飯も温めておいた。
ローテーブルに、ご飯・お味噌汁・しょうが焼き・サラダ。
「いただきます」
「どうぞ?」と言えば、海斗さんはよっぽどお腹が空いてたのか、ガツガツ食べる。
「美味しい?」
お茶をグラスに注ぎながら訊けば、笑顔で頷いてくれた。
「お袋のより美味い!」
「それはないですよ」
中学時代から、料理をしていた。
歩ちゃんは朝食とお弁当を作ってくれてたから、夜だけでもと思って。