LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
食事を進めながら、歩ちゃんから連絡があった事を伝えると、凄く驚かれた。



「話って…想像つくか?」



「それが、全く出来なくて」



行儀が悪いとわかりながら、2人揃って居ても立ってもいられず、病院へと電話した。

歩ちゃんが言付けしてくれてたお陰か、すぐに内線を繋いでくれた。



『もしもし、ナル?待ちくたびれたよ!』



「ごめんね?海斗さん、今、帰って来たよ」



歩ちゃんはウキウキした様子で、本当に余命を宣告されたのかと思うほど。

…声、凄く元気なのに。

昔に、戻ったみたいだよ。
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