LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「歩美さん、ちょっと靴下を取って下さい」



「私は成美です」



「間違えた;;」



寝惚けてる父親に名前を間違えられ、「ご自分でどうぞ」と、ボストンバックごと渡した。

戻って来た歩ちゃんに怒られながら、着替える父親。

海斗さんは私と歩ちゃんを見比べ、何かを驚いてる。



「海斗君、さっきからどうした?」



「メイクで更に美人な姉妹になったなー…と;;」



「可愛いですよね、歩美は」



「そうですけど、やっぱり自分の彼女が一番です(笑)」



私の肩に腕を回して、自分の方へと引き寄せた海斗さん。

この2人の男…私たちなしで、仲を深めてるし。
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