LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「成美ちゃん?成美ちゃん、どうした?あまり興奮しない方が良いのに…」



誠之介君が現れ、ベッドに寝かされた。

背中を擦られ、涙が減り、上がってた呼吸も落ち着いて来た。



「仕事…は?」



「休みだよ。だから、たまには朝から居ようかなって」



やっと介護から解放されたのに、次は私が、迷惑を掛けてる。

お世話になりっぱなしだ。



「後3・4日の辛抱だから。
もう少しだけ、ここで我慢ね」



「うん…」



ここでの生活は悪くはない。

自分が選んだ道は、私には間違ってただけ。
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