LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
K//逃すタイミング
朝から成美を抱き、仕事を張り切れたが、一気に力が抜けた帰り道。
≪急にシフトが入ったので、晩御飯は誠之介君の家で食べてね!
終わったら、私も行くから!≫
俺がご飯をちゃんと食べるように心配してくれてるのはわかるが、早く帰って会いたかった。
まぁ、誠之介君と呑みつつ、成美の帰りを待った方が早いよな。
「行くかー…」
成美の手料理を越えるモノはないが、一般的に誠之介君の料理も美味い。
イタリアンレストランでバイトしてたらしく、パスタは誠之介君には、成美も敵わないな。
…いや。
やっぱり成美が一番だ。
俺、溺愛してるもんな。