LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

K//さよならの握手




良く知らない、成美の上司で、元カノである優里の旦那の授賞パーティーも終わり、満腹感が半端ない腹を擦りながら会場を出る。



「大丈夫?;;」



「…あいつは一生、恨んでやる」



気を利かせたようで、嫌がらせをして来た優里。

料理を運んで来てくれたが、山盛りに盛られてただけじゃなく、5皿も。

成美は1皿でも無理で、「高いんだから、残さないでよ?」と、優里に見張られ、仕方なく俺が食べた。



「あー…メタボオヤジになりそうだ」



昔は食べれたであろう量も、体力の衰えと同時に、食欲も落ちた。

まぁ、貰い悪阻もあるせいだが。
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