LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
K//夫としての役目
≪成美が眠ったら、お店に来て下さい。明日も仕事だと知ってて、無理なお願いだとはわかってますけど≫
23時過ぎ、帰ったばかりの芽ちゃんからのメールで、眠気が飛んだ。
成美が泣いた形跡を残して、芽ちゃんに送られて来た事が気になってた。
風呂に入り、俺の作ったオムライスを、美味そうに食って、早めに寝ていた。
物音を起てないように家を出て、店へと行く。
納品した商品を検品して並べる夜勤の人たちの1人が俺に気付くと、「中でオーナーが待ってますよ」と、従業員の控え室のドアを差した。
ノックをすれば、下川さんがドアを開けた。