LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「俺、この年にして初めて携帯を買ったんだ。香椎さんの連絡先を一番に登録させてくれるか?」
「…え;;」
…何で私が“一番”?
い…嫌だ;;
「あ、赤外線とやらは出来ないからね。君がやってくれるなら、構わないけど」
「すみませんが、お客様…」
「俺は、“お客様”じゃない。
鈴金朗ースズカネアキラー。名前で呼んでくれないか」
困り果て、レジ前に立つ芽を見た。
芽は歪んでた顔を必死に戻しながら、こちらへと来た。
「お客様。私(わたくし)どもの従業員に無理な強要はお止め下さい。個人的な事の質問も、ご遠慮を頂きたいと存じます」
副店長としての、エリアマネージャーによる適性検査をクリアした芽。
口調が綺麗だ。
「…え;;」
…何で私が“一番”?
い…嫌だ;;
「あ、赤外線とやらは出来ないからね。君がやってくれるなら、構わないけど」
「すみませんが、お客様…」
「俺は、“お客様”じゃない。
鈴金朗ースズカネアキラー。名前で呼んでくれないか」
困り果て、レジ前に立つ芽を見た。
芽は歪んでた顔を必死に戻しながら、こちらへと来た。
「お客様。私(わたくし)どもの従業員に無理な強要はお止め下さい。個人的な事の質問も、ご遠慮を頂きたいと存じます」
副店長としての、エリアマネージャーによる適性検査をクリアした芽。
口調が綺麗だ。