LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「年配者に君は無礼だな。
香椎さん。名刺を渡しておくよ。
今夜にでも連絡してくれたら嬉しいよ」
無理矢理、握らされた名刺。
鈴金さんは芽を睨みながら去って行く。
「何なのよ、あの人!」
レジに引っ込むと、芽は私から名刺を奪い、破り捨てた。
私は嫌な予感を覚えながら、感触が残る手を洗う。
いつも、1時間おきにでも来るあの人から、私は逃げ切れるだろうか。
不安が襲って来た。
「海斗さんは永井さん。成美はニヤニヤおじさん。モテるって言葉では、片付かないわよ」
…どういう意味?
香椎さん。名刺を渡しておくよ。
今夜にでも連絡してくれたら嬉しいよ」
無理矢理、握らされた名刺。
鈴金さんは芽を睨みながら去って行く。
「何なのよ、あの人!」
レジに引っ込むと、芽は私から名刺を奪い、破り捨てた。
私は嫌な予感を覚えながら、感触が残る手を洗う。
いつも、1時間おきにでも来るあの人から、私は逃げ切れるだろうか。
不安が襲って来た。
「海斗さんは永井さん。成美はニヤニヤおじさん。モテるって言葉では、片付かないわよ」
…どういう意味?