LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「海斗さん、体験で働きません?芽と成美ちゃんには出来ない事」



雑誌も読み終え、成美が発注にし始めた時、下川さんが呼びに来た。

暇な為、ついて行けば、店の外に出された。



「ここ。掃除したいんです」



「…マジですか…;;」



店のウィンドウ。

ガラス5枚を…。

モップと水切りを渡され、一緒にやると思えば、俺が1人で。



「…やるか…」



しかし、掃除は嫌いではない。

洗剤の薄まった水が入ったバケツにモップを突っ込み、たらたらと水を溢しながらガラスに押し当て磨いて行く。

4枚をやれば、次は真水のバケツにモップを入れて、また磨く。
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