LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「こんな簡単に、浮気って発覚するのね?しかも“凛々子”って女、名前は可愛い」



「そうだね…」



名前とか、どうでも良い。

凛々子さんか。

呼び間違うって事は、福智さんの心に居るって事じゃない。

それなら、その人と幸せになってくれれば良い。

私みたいな人間でなければ、誰でも良かったりするけど。



「卒業したんだって?(笑)」



「……店長、ハウス」



「はい。すみません;;」



いつの間に来て。

いつの間に聞いたんだか。

男と女だと忘れてる変態店長にレジをレジに押し込め、私は商品棚の整理。

福智さんは私を見る事なく、帰って行った。




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