LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
―――成美と今朝まで居て、後ろめたくはないが、優里と話したくなかった。

会えばキスや体を求めるあいつに、成美の体温が消されるのは嫌だった。

玉置に途中まで送って貰い、コンビニに寄ると、成美の姿が見えない。

だが、成美の友達が、ニコニコと近付いて来た。



「やりますねぇ、海斗さーんっ」



…何をだよ;;

しかも、何で名前を知ってる?



「成美、呼びましょうか?(笑)
今、裏で手書きPOP書いてますから!」



「仕事だろ?良いよ」



仕事の邪魔は、俺ならして欲しくない。

だから俺も、したくない。
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