LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「成美、喜ぶと思いますよ?
彼氏というか、元カレというか。まぁ、猿が浮気してたんですけど、名前を呼び間違えられて、ご機嫌斜めですから」



「…それを、俺が直せるとでも?恋人の事だろ」



「18歳でも、勘違いはありますよ。若気のいたり?って、言うんですかね。ここだけの話、あの子は2年前から、海斗さんラーブなんで!」



…今、何て言った?

“2年前”から俺を?

何の冗談を。

勘違いって、何だよ。



「お帰りなさ…って、海斗さん…?;;」



気付けば成美が目の前に居て、凝視してしまう。

2年前から、お互いに、意識しあってたのか…?
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