LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

N//もっともっと…




葬儀の直前。

家族…誠之介君、海斗、私を含めた3人と葬儀社の人と打ち合わせをしてると、父親の恋人が現れた。

容姿が母親にそっくりな人。

年齢は30歳と、若い。



「……何ですか」



例え父親の彼女だったとしても、ここに来られるなんて、不愉快だった。

親族用の控え室まで押し掛けて来るなんて、図々しい。



「親族席に、座らせて下さい。
後ろで構わないですから…」



「ハッ……」



彼女であろう立場の人が、何を言い出すのか。

何となくは予想してたけど、私は嫌だ。

喪主である誠之介君も、迷ってるみたいだ。
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