LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「“結婚したいと思える人に、今度こそちゃんと出会えた”って。何で、副店長に言うように指示されたか、わからないですけどね」



「……そうなんだっ」



彼も幸せの道へ進んでる事に、凄く安堵した。

未だに私を想ってたら、どうしようかと身構えても居たけど。

いつか偶然に出会う事があった時、遂に笑い会えるんじゃないかと、思えた。



「わざわざ、ありがとうございました」



「いえ。僕は何も」



帰り支度を済ませ、私は駐車場へと行く。

何年もの分の疲れが一つが、軽くなった気がする。

ネガティブな性格だけど、今はポジションな気持ち。
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