LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
K//予想は出来てた
夏の日の入りは遅く、18時を過ぎてもまだ明るい。
休日出勤だった今日。
帰宅すると、隣の空き地が建設予定地として、柵が出来て居た。
「おかえり」
「ただいま」
お盆休みも終わり、旅行も行きやすくなり、母親たちはあの年にして、新婚旅行。
ベビーサークルの中で、寝てる永美。
永斗は料理をする成美におんぶされながら、離乳食用のスプーンを握り締めて居た。
「永美、また寝てんの?」
「永美は良く寝るでしょ?永斗よりビックになるかもよ」
じゃがいもの皮を剥いてる成美は、「モデルなんてあり?」と、付け足す。
「なし。飯島みたいな男がついて来たら困る」
違うタイプでも、断るけど。