LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「でもさ、成美と手すら繋いでないヤツが、どうしてここまでするのよ?」



「福智さんは、経験があっても、恋人が居た事ないから、未練とストーカーの区別がつかない」



…んな、ただのアホが居るんか。

ありえねぇ。



「メールじゃなくて直接、言えば良かった。私の落ち度でもあるよ…」



落ち込む成美の頭を引き寄せた。

あまりキレると、成美まで責める事にもなる。

俺が文句を言いたいのはただ1人。

福智清太だけ。



「成美は何も悪くない。だから、安心しろ」



下川さんに協力して貰い、会う事も考えないとな。




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