桜星サンセット
「コウ、顔が怖いんだけど・・・」

アンは笑っていた。

「笑い事じゃないんだって」

「ううん。コウは運命の人なんだよ。あの桜の本当の伝説は、桜の木の下で出会った人が運命の人で、その人が運命を運んでくれるの。男とか女とか関係ないの」

「運命を運ぶ?」

「そう。出会うべき運命の人。いつかコウが私に結婚する人とか、人生の重要な人を連れてくるのよ。一生切っても切れないの。現に今私たちそうでしょ?」

あんなに覚悟決めたのに、なんだか拍子抜け?

「詳しいんだね」

パフェの続きを食べながら聞いた。

「ちゃんと調べた。それであの学校に決めたんだもの」

桜があるから決めたって・・・。

「ただの伝説でしょ?そんなあやふやな物に?」

「伝説なんかじゃないのよ」

どういうこと?


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