蝶龍


2人は困った顔で
微笑んだ。




琉伊『でもっ!!』




流「俺…達が…弱かった…それ…だけです」




違うんだよ
2人が襲われた理由

元をたどればあたしが関わったから




翔「琉伊…さんが…泣くこと…ないですょ…」




琉伊『ェッ…⁇』




頬を触ると冷たい何かに触れた
水みたいなそれは


確かにあたしの目から溢れていた。


いつの間にか泣いていたんだ。



怪我をして辛いのに
あたしのせいで怪我したような
モノなのに…。




琉伊『…大丈夫だよ。もうこんなこと2度と起こらない。起こさせないから…そろそろ光樹たちが来るから…じゃあね…』




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