イケメン彼氏の秘密
「恭奈っ…!!」
「…あ、斗真~……」
やっぱり恭奈だった。
隣に座ると、恭奈は立ち上がった。
何をしだすのかと思いきや、俺の膝の上へと座る。
「え……」
「斗真~遅いよ……恭奈ずっと待ってたのに~…」
そうだ。
俺を待ってたってどういうことなのか。
まず待ってろとか約束してないし。
「とーまぁ恭奈の話、聞いてる~?」
「あぁ、うん」
つーか、さっきから恭奈がおかしい気がする。
俺の膝の上に座るし、自分のこと恭奈って名前でよんでるし…。
陽菜乃みたいな口調だし。
…まさか。
恭奈のでこを触ると、凄く熱い。
よく見ると頬とかも真っ赤だし……。