罪語りて所在の月を見る
「また……斬新な考え方ですね」
ネットを主に活用する渉から見れば、パソコンでテレビ見るなんて『おまけ』としか思えない。主役はあくまでもパソコンと言いたいが、否定したら更に疲れる返事がくるだろうと渉はゴミ集めに専念した。
「おらおらおらあぁぁ!」
そうして、集めたゴミ荒らしまくる骨。
「溝出さん、やめてくださいよ」
「はっ、なあに言ってんだ、わたるん!清掃の時間は影でゴミを荒らす不良(わる)の時間じゃねえかよ!」
「……、因みに、なんで清掃時間が放課後にあると思いますか」
「サボって暴れて迷惑かけるためにあんだろうよ、ヒャッハアアァァ!」
ゴミの中を滑空する溝出はやりたい放題だった。ゴミが舞い、ゴミが散り、ゴミが飛ぶ、そんなある意味の地獄絵図。