満月の日の夜【短】

彰哉side



2歳年下の君に、恋をした。


毎日君に逢いに行った。


毎日が、幸せすぎて逆に怖かった。


いつか、この幸せが壊れる日が来ると思うと
どうしようもなく怖くて

どうしようもなく不安やった。




俺は、生まれつき心臓に欠陥を持っとった。


昔からそのことを他人に言えば、
言われる言葉は可哀想、気の毒、やった。


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