Halfway
タイトル未編集
先方の都合で急遽必要になった、出来立ての資料を確認する。


問題ないと判断し、パソコンを閉じて伸びをした。時計を見れば、もう朝5時を示している。



冷めてしまったコーヒーをいっきに飲み干し、手元にあったリモコンでブラインドを開けると、まばゆい光がオフィスに降り注いだ。


誰もいないオフィス。


白と黒。その陰影がなんとも綺麗で、そのまま放心しそうになる。



ただ、徹夜明けの朝日は目に痛くて。せっかくのオフだけれど、家でゆっくり寝ようと決め、オフィスをあとにした。



――××区で、またもや疾走事件です。警察は、〇〇さんが勤務先の自動車工場からの帰宅途中に事件に巻き込まれたとみて捜査しています。


マンションの自室に入ると、つけっぱなしだったテレビが、また物騒なニュースをやっていた。

スーツの上着をかけ、ソファに身を投げ出す。そのまま、コンビニで買ってきたパンにかぶりつく。

ここしばらくテレビをつければ、どこの局でも、この連続疾走事件ばかりをとりあげている。



隣の区の話で、自分に全く関係ない訳ではないのだが、いまいちピンとこないのは、この爽やかすぎる天気のせいだろうか。


窓の外には、ぼどよく雲が浮かぶ真っ青な空。さっき歩いてきたときは、爽やかな風が吹いていて気持ちがよかった。



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