レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
「俺ね、伊織に泉と付き合ってるって言ってんの」


何?
どういうこと?

頭が混乱して、理解が出来ない。


「……どうして、伊織が泉の好きな伊織だとわかったかって?」


「……………」


「どうして伊織と連絡取り合ってるかって?」


「……………」


「ねえ、気付かない?」


「………………」


まさか、さ。
どっかで見たことあるって思ってた。


だけど、分からなくてそのままにしてた。



ねえ、まさか。



「……………レンタル…彼氏…………?」


聖は意地悪くニヤっと笑うと。


「ピンポーン」


そう、言った。


「………何で?私達のこと何で知ってるの?」


「人から泉って名前だけ聞いた」


「……それだけ?」


「ああ、それだけ」


「……………」


「でね、調べたんだよ」


ぎりっと、手首を掴む力が強まる。


「俺ね、ずーっと探してたの」


「……………誰を?」


「俺の母親の不倫相手」


「……母親?」


まさか、聖の母親の名前が出て来ると思わなくって目を見開く。
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