レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
気付いた俺がいたのは自分の部屋ではなかった。
どこか、病院のような。
確認出来なかったのは、俺の手足がベッドに括り付けられていて動けなかったからだ。
がしゃがしゃっと鎖が鳴る音だけ聞こえる。
「…な、んだよ、これ………」
呟く俺の側に人の気配を感じた。
目線を送るが起き上がれない所為でうまく見えない。
だけど、それが誰だかすぐにわかる。
血だらけで、笑っていたから。
「かあ、…さ、」
その、血だらけの手には包丁を持っていてそれを勢いよく俺に振りかざそうとした。
「うわあああああ!!!!」
叫んだと同時にバタンと扉が開く。
中に入って来たのは美佳だった。
「い、伊織っ、大丈夫?!」
「…………み、か」
美佳は俺の側まで歩み寄ると、俺を抱きしめた。
「ごめんっ、私が、レンタル彼氏なんて紹介したからっ、ごめん」
「…………どういうこと?」
意味がわからない。
何で謝るの?
レンタル彼氏をして、金を持った所為で俺が溺れただけなのに。
美佳が謝る必要性なんてどこにもないのに。
どこか、病院のような。
確認出来なかったのは、俺の手足がベッドに括り付けられていて動けなかったからだ。
がしゃがしゃっと鎖が鳴る音だけ聞こえる。
「…な、んだよ、これ………」
呟く俺の側に人の気配を感じた。
目線を送るが起き上がれない所為でうまく見えない。
だけど、それが誰だかすぐにわかる。
血だらけで、笑っていたから。
「かあ、…さ、」
その、血だらけの手には包丁を持っていてそれを勢いよく俺に振りかざそうとした。
「うわあああああ!!!!」
叫んだと同時にバタンと扉が開く。
中に入って来たのは美佳だった。
「い、伊織っ、大丈夫?!」
「…………み、か」
美佳は俺の側まで歩み寄ると、俺を抱きしめた。
「ごめんっ、私が、レンタル彼氏なんて紹介したからっ、ごめん」
「…………どういうこと?」
意味がわからない。
何で謝るの?
レンタル彼氏をして、金を持った所為で俺が溺れただけなのに。
美佳が謝る必要性なんてどこにもないのに。