梶山書店物語〈壱〉
追い出すにしても何か…

「何か怒ってる?」

「人の家で家主より先に仲良く飯食ってたら誰でもムカつくだろ?」

そりゃそうだ。
見事な事に綺麗に完食してしまっている。

「お前、体大丈夫なのか?」

「いや、平気だけど?」

「………初めてだよな?」

千尋くんの言葉に昨日の出来事が一気に思い出す。
顔が、みるみる熱くなっていくのが自分でもわかる。

「…かわっ…俺がダメになる」




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