梶山書店物語〈壱〉
いつの間にか千尋くんの番号が登録されていた。
¨いつでも掛けてこい¨って言ってたけど…この1ヶ月逢ってもいない。

漫画家って忙しそうだもんな。

「最中ちゃん、おはよー!」

「あれ?どうしたんっすか?」
支店のハルが、うちの本店にやって来た。

「脚注の手違いで急ぎで貰いに来たんだ」

「それは大変っすね」

注文はしたけど客注だと気付かずに他の客に売ってしまったそうだ。

「そういえば、羽鳥千尋って最中ちゃん知り合い?」

「急に何っすか?」




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