引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
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翌朝。
時間通りに起きたら、いつの間にか西田さんと間山さんが自分のベッドで眠っていて、少しビックリした。
二人はいつ部屋に戻ったんだろう…とか思ったけど、変な詮索はしないで普通通りの態度を心がけた。
「柚ー、はよー。寝れたか?」
「拓。おはよう。うん、まずまず眠れたかな…」
「俺、今朝もジョギングとストレッチやってた。おかげで腹減り過ぎて、朝食食べ過ぎた〜」
「あははっ」
ホテルを出て、そのままクラスのバスに乗り込む途中に拓から声をかけられた。
拓らしい話に笑っていると、急に拓が真剣な顔になって私の腕を引っ張りだした。
「柚、ちょっとだけいいか?」
「え?どうしたの、拓?」
そのまま私達はバスに乗り込もうとする列を離れて最後尾へ。
「昨日マジで大丈夫だったか?メールがフツーだったから、逆に気になって…」
「ごめん、心配させちゃったみたいで…」
拓がそんなに私のことを気にしてるとは思わなかった。
拓だって、クラスのみんなの前ではいつも通りのハイテンションな感じだったから…。
でもそんな真剣な顔で見つめられたら、ちゃんと話した方がいいのかもしれない。