引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
「蘇我さんは私がまだクラスの女子となじんでなさそうだから…とか言ってた気がしたけど」
「だとしたら余計チクられる確率高いって思わねえ?クラスの他の女子は西田や間山の『仲間』とは言わなくてもテキトーに蘇我の悪口吹き込まれてる可能性はあるし…。でも柚がマジメなのは見た目で何となく分かるだろ?」
「確かに…。拓、すごいね」
「俺、探偵になれっかな〜」
「いや、そこまでは言ってないんだけど…」
何故か照れてる拓は放っておいて…
そう考えると、何で蘇我さんが私にいじめの事実を言ってくれたかってことになるよね。
拓の言う通り、私に心を許してくれてるのかな?
「まー、ホントのところは蘇我しか知らねえだろーけどな。柚は蘇我のコトどー思ってんの?いじめとかパシリとかいう問題は無視して」
「うん。もしかしたら私と考え方が似てるのかなって思うことは結構あるんだよね」
「ふーん。気が合いそうなんだな。なら良かった」
「でも…、解決策が思い浮かばないよね」
「かなりデカい問題だしな。しかも数年続いてんだろ?俺らがどーこー言えるレベルじゃねえよな」
やっぱり…、拓でもすごく難しい顔してる。
あんなに友達が多くてムードメーカーの拓がこんなに悩んでるんだから、相当な問題なんだな、と改めて思ってしまう。