引っ込み思案な恋心。-3rd~final~





去り際にサラッと倉本くんにそんなことを言われて時計を確認すると、確かに集合10分前。






「うわ〜、しまったー!俺、ソフトクリームしか食ってねえじゃん!」



「拓、集合場所の近くでお土産買おうよ」



「そーだな!」






手をつないでた余韻も…



恥ずかしさも…





完全に吹っ飛んでしまって、私と拓は急いで集合場所の近くのお土産物屋さんでお菓子を1箱買った。








「あ、杉田さん!急いで〜」



「ギリだったね。デート楽しみすぎっしょ〜」



「ごめん…」






それから急いで集合場所に行くと、西田さんと間山さんに少々からかわれながら迎えられた。





あ…、今日は荷物は自分で持ってるみたい。





またもや息を切らしながら、今度は蘇我さんの方を見てみる。





だけど、やっぱり浮かない顔をしていた。





…私がいない間、また何かあったのかな?





そのまま視線を拓の方に向けると、ちょうど拓と目が合って、密かに微笑んでくれたような気がした。






……頑張らなきゃ、またここで。






そう思って、私はさっきまで拓とつないでいた手を見つめた。





恥ずかしかったけど…、確かに感じた拓の体温。





拓の優しさを帯びた温かさを包み込むように、私はゆっくりその手を握り込んだ。













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