引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
「ごめん。嫌だった…?」
「嫌…じゃないけど……」
すると拓は、私を抱きしめる力を更に強くしてきて、そのまま顔が近くなった私達は…
静かに唇と唇を合わせた。
また、ドキドキだけがやけに大きく聞こえてくる。
2年生の終わりに初めてキスをしてから、拓と何回かキスをした。
今日で何回目になるんだろう?
だけど、この胸のドキドキはいつまで経っても慣れない。
「久しぶりだったよな…」
長いキスの後に拓が私の耳元で小声でそう言ってきた。
私はうつろな瞳で拓と目を合わせた。
「…そう……だっけ?」
「春休み以来。せっかく同じクラスになれても、俺部活で忙しいし全然くっつけなかったし」
春休み以来のキス…だっけ?
…ということは、1か月ぐらいぶりってことか。
この間に色々あって、そんな感覚なかったような…。