引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
「ちょっ…!何なのアンタ!さっきからエラそーに」
「黙って言うこと聞きなよ」
声は大きいんだけど、距離が遠すぎて3人の制服姿…ということしか確認できない。
だけどあれ…、間違いなくうちの班の3人だ。
「あれ、うちの制服だよな?もしかして柚の班の西田達…?」
拓も同じくその3人に気付いたみたいで、目を凝らして3人の様子を見つめていた。
「何か、様子が変だよね?行った方がいいかな…?」
「いや…、もしかして柚の言ってた『パシリ』じゃねえのか?西田と間山が蘇我に何か言ってるように見えるんだけど」
「えっ!?」
とりあえずは3人に分からないように、ゆっくり距離を詰めていく。
ある程度の所まで行くと、3人の顔がハッキリと分かった。
西田さんと間山さんが怒ってるみたい。
しかも、怒りの矛先はやっぱり蘇我さん。
「何でこんな所でコケたか聞いてんのに、口ごたえなんかすんじゃねーよ!」
「あーあ。可奈見てよ。さっき買った手鏡、割れちゃってるー」
「ユリに弁償しなよ!」