夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
「儀式のときに、

あなたを奪いに行きます」




「え?」



「例え、あなたの心が私になくても、

私があなたを愛していれば、

何の問題もありません」


そう言って微笑んだ。



「そんなこと、無理よ。

夢斗は、聖夜より弱いって・・」



潤んだ瞳で見つめた。



「自分の命と引き換えにしても、

夢帆を奪い返しますよ」


「そんなことしないで・・」

流れる涙を拭った夢斗。
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