のたお印の短編集
「んだよオッサン、うぜぇから消えな」

睨みを利かせる男子生徒。

「俺らデートの最中なんだよ、これから夏目がサービスしてくれるっていうからよ、同意の上なんだよ。あっち行ってくんね?」

「あ!それともアレか?オッサンもしゃぶってもらいてぇのか?ならアレだよ、3千円出せや。そしたら夏目がスッキリさせてくれっからよぉ!なぁっ?」

雛罌粟の前髪を強く引っ張る男子生徒。

反論など出来ない。

彼女は頷くしかない。

「ぎゃはははははっ!初対面の男のも平気で咥えんのかよ!女として終わってんなお前!」

嘲笑が木霊する中。

< 6 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop