廻音
「廻音…君は本当に賢い子だ。演技力も抜群。もしかしたら俺も、嵌められているのかもね?
でも駄目だよ。俺を動揺させて困惑させたいなんて、まだまだ甘いね。

廻音、君が思う事は手に取る様に解る。素直になって…。」

あぁ、可愛いよ…、と満足そうに彼は言う。

一瞬ジッと彼を見据えたが、もう限界だ。
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