廻音
封筒の中央に沿ってスーッと指でなぞる。
何と言うか逆三角形の、つまり「封筒の蓋」の様な物を確認した。
裏側から感じるのではなく、中身からだと感じていた。
封筒の中に、更に封筒。
私の手中には手紙が二通在るという事だ。
通常では考えられない状態に、「異常」とまでは言わないが、「普通ではない」だろうと思った。
受取人の名前が私である以上、誰に遠慮する事もなく開封して良い。
痛いくらいバクバク言っている心臓を掴む思いで、封筒の蓋に手をかける。
何と言うか逆三角形の、つまり「封筒の蓋」の様な物を確認した。
裏側から感じるのではなく、中身からだと感じていた。
封筒の中に、更に封筒。
私の手中には手紙が二通在るという事だ。
通常では考えられない状態に、「異常」とまでは言わないが、「普通ではない」だろうと思った。
受取人の名前が私である以上、誰に遠慮する事もなく開封して良い。
痛いくらいバクバク言っている心臓を掴む思いで、封筒の蓋に手をかける。