家族☆ごっこ★
柴田も柴田だ。
光が言ってたのはこういうことだったんだ。

まったく
まったく
彼女がいるのに何て奴なんだ!!!

怒り心頭 ムカつく

「琴子 大丈夫だった?」

また後から声をかけられてふり向いた。

美鈴とクラスメートが二人立っていた。

「見てたの?やだな・・・・。なんか誤解されちゃって。」

「うん ヤバいね。」

「あの二年に啖呵切ったことで 柴田先輩に声かけられる
ようになっちゃって…迷惑だよ ほんと。」

「柴田先輩かなり手が早いらしいもん。
琴子も餌食になるとこだったんだ~~キャ~~なんか興奮する!!」

クラスメートが言う。

「ならないよ~~ほんと。それから公平くんも
誤解してるみたいだから美鈴から言ってね。」

「じゃあ先言ってるわ美鈴。 琴子 また明日ね。」
二人は走って出て行った。

「ふーっ。」ため息が出る。

誤解されまくりじゃん。

美鈴が私の腕をとって体を近づけた。

「柴田先輩って女にはチャラいけど かなり怖いらしいよ。
イジメとか陰湿なことはしないけど
なんか迫力あるっていうか 緊張するらしいよ。」

「チャラすぎだよね。
一瞬 大人男子なんて思ったけど
何て奴だって・・・・・。」

「いろんな噂があってね・・・・・。」

美鈴が教えてくれた。
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